取材レポート(1)/竹川

 

アーティストインレジデンスにやって参りました! 3/11までは主に取材、一旦帰宅して再び鳥取入りする3/20からは主に作品制作を予定しています。

 

取材初日はスタッフの藤木さんと散歩。まずは作品の展示場所となる旧横田医院を見学。この円柱状の建物からは宇宙ステーションのような印象を受けました。じつは鳥取に来る前から宇宙というテーマが心のどこかに引っかかっていました。その引っかかりがここ鳥取において刺激されつづけてゆきます。

調整中の球体を発見! この球体オブジェはふだんは回転しているそうです。台座にある銘板にはオブジェに内蔵された特殊な技術の解説とともに「これまでにないオブジェです」という自信たっぷりの言葉が。

 

数日前に東電福島第一原発の敷地内を見学してきたばかりでした。この調整中のオブジェにはそうした日本の状況に対するアイロニーを読み取れなくもないです。でもこの場合はクスっと笑える感じが良いです。とりあえず鳥取らしさとして受け取りました。(惑星として観察している自分に気づく。宇宙に深入りする覚悟をせまられるの巻)

わらべ館(おもちゃの博物館)に立ち寄りました。昭和のおもちゃが多いです。そもそもなぜ宇宙に着目しているかというと、宇宙の向こうに戦争というテーマを見据えているからです。振り返ればすぐそこに暗く重たい戦争の記憶が存在する時代の中で、人々は宇宙に夢や希望を重ねたのではないでしょうか。戦争の記憶の裏返しとしての宇宙です。

鳥取城址近辺を散歩。仁風閣の展示では城下町だった鳥取が近代都市に変わりゆく背景を学ぶことができました。

鳥取のことを知らなすぎた私は道端のいろいろなものにも興味が湧いてきます。特筆したいのは商工会議所の常夜灯。銘板を読めば敷地内の樹木は商売っ気によるゴロ合わせで選んでいるのだとか。潔いというか何というか…ノックアウトされました。常夜灯のLEDのゆらぐ光からは星の瞬きを想いました。