018 吉田隆之|アートイヴェントはなにをめざすのか―まち/市民と行政の協働

2000年代後半より日本国内各地で爆発的な増加をみせる国際芸術祭やアート・プロジェクトといったアート・イヴェントの大半は、行政が主体となって企画運営されているケースがほとんどです。その規模や背景はさまざまですが、財源の性質上まちや市民への波及効果を大きな目的のひとつとしていると言えるでしょう。一方でそうした目論見とは独立して存在する個人の表現としての「アート」は、現代を生きるわたしたちにいかなるものをもたらすのでしょうか。
トークシリーズ第18回目の今回は、2009年から愛知県職員としてあいちトリエンナーレを担当し、その後都市型芸術祭を中心とした地方自治体の文化政策についての研究を行ってきた吉田隆之さん(現在大阪市立大学准教授)をお招きし、まち/市民と行政の協働の場としてのアート・イヴェントの事例と将来的な可能性についてお話しを伺い、鳥取でのアート・プロジェクトの今後の展開について、考える機会とします。

日時:2016年3月11日(金)19:00-21:00
会場:旧横田医院(鳥取市栄町403)
定員:30名(先着順)
聴講無料

講師プロフィール|吉田隆之(よしだ たかゆき)
1965年神戸市生まれ。愛知県庁在職時に文化芸術課国際芸術祭推進室で、あいちトリエンナーレ2010長者町会場を主に担当。職務を離れてからも、長者町地区内外で一市民として、またコーディネーターとしてアート活動やまちづくりに関わる。2015年より大阪市立大学大学院創造都市研究科准教授。京都大学法学部卒、京都大学公共政策大学院修了、東京藝術大学大学院音楽研究科博士後期課程音楽文化学専攻芸術環境創造分野修了。公共政策修士(専門職)/博士(学術)。著書に『トリエンナーレはなにをめざすのか―都市型芸術祭の意義と展望』(水曜社刊)等があり、文化資源を活用した地域再生、アートプロジェクト、自治体文化政策について研究。